シカゴの寂れたドーナツショップ『シュペリオール・ドーナツ』。
経営はいい加減だが、店主のアーサー(加藤健一)が作るドーナツは絶品だった。
ある夜、アーサーの店が何者かに襲撃され、めちゃくちゃにされてしまう。ガラスの破片が飛び散り、派手に落書きをされ、変わり果てたドーナツショップに、求人の貼り紙を見た一人の青年が現れる。その青年の名は、フランコ(加藤義宗)。恵まれない境遇に置かれながらも作家を夢見るフランコは、積極的に仕事を覚え、明るく懸命に働く。暗い過去に心を閉ざしたアーサーだったが、次第にフランコを受け入れ、親子のような情を抱き始める。
――ある日、フランコは借金取りに暴行を受けて酷い大怪我を負わされ、やっと書き上げた小説までボロボロにされてしまう。怒りに震えるアーサーは、拳を握り締め、一人立ち上がる。
「ボスを連れてこい」(「シュペリオール・ドーナツ」パンフットより)
作:トレーシー・レッツ
訳:阿藤智恵
演出:大杉祐
出演:加藤健一、有馬自由、土屋良太、奥村洋治、加藤義宗、島ア宣海、鷺坂芳幸、塩田朋子、田根楽子
2012年
8月25日〜9月10日 下北沢 ザ・スズナリ
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