1968年、ある夏の昼下がり。バルト海に面した港町リガの海辺にほど近いサナトリウム。
主任医師である彼は、診察室を抜け出し、大きな栗の木の下で新聞を読んでいた。
そこに現れた派手な身なりの女性。彼女は、彼が今朝診察室に呼び出したはずの患者だった。
サナトリウムでの彼女の奇妙な行動を注意すると、身勝手な理由を付けて全く耳を貸そうとしない。
彼はその居丈高な態度にすっかり憤慨してしまう。
彼「なんて女だ!」
価値観も理念も性格も全く違う二人は、共通の言葉で会話ができず、すぐ喧嘩になってしまう。
彼女「なんて人なの!」
理解し合う事など到底無理だと思っていた二人だったが、何度も顔を合わせ言葉を交わすうちに、やがて・・・ (加藤健一事務所HPより)
作:アレクセイ・アルブーゾフ
英訳:アリアドネ・ニコラエフ
訳:小田島恒志
演出:鵜山仁
出演:戸田恵子 加藤健一
日程:3月8日〜3月24日 下北沢・本多劇場
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